講座を受講したきっかけを教えていただけますか
きっかけは、養成講座で狩野先生の講義を受講したことです。確か心理学の講義だったと思います。熱心に教えてくださった姿がとても印象的でした。養成講座終了後も、Facebookで狩野先生の活動を時々拝見する機会があり、先生のお人柄やキャリア支援に対する情熱を強く感じていました。そんなときにFacebookで実践講座の案内があり、実践的なスキルの提供に関するフレーズがその時の自分に刺さりました。というのも、ちょうどそのころから社内のキャリアアドバイザーを務めることになり、始めたばかりの手探り状態で、不安もありましたし、国家資格試験が終わってからあまり何もしていなかったこともあったかと思います。
私には、ときどきタイミング良く何かが降りてくるときがあります。「今、これをやらなきゃ!」という衝動に駆られることがあるのです。講座もそのようなタイミングで知り、今やらなきゃ駄目だという思いが募り、説明会に参加しました。説明会では1期生の方の体験談が参考になり、話を聞いてこれは良さそうだと思い、受講を決めました。
受講してみた感想を教えてください
最初はカウンセリング力強化コースだけを申し込みました。アドバンスコースを申し込まなかったのは、フリーランスで活躍するキャリアコンサルタントのための講座というイメージがあったことや、5ヶ月目以降の予定が立てにくかったからです。カウンセリング力強化コースを受講していくうちに、自分の仕事に活かせそうだという手応えを感じてアドバンスコースの受講も決めました。アドバンスコースのセルフブランディングや研修講師の講義などを受講して、さらに知りたいと思うようになりました。そのおかげで、今後、社内で研修などもやっていきたいという思いが湧いてきています。また、一緒に受講した同期の皆様に本当に恵まれていました。9人と人数も多かったので、結束力も強かったと思います。アドバンスコースの受講を決めたのは、このメンバーと離れがたいという思いも大きかったです。
仲間の存在は本当に大きかったですね。私は大学卒業後、同じ会社にずっと勤めています。そのため、異なる組織や仕事の違い、視点の違う人たちと知り合う機会が殆どありませんでした。仲間と話すことで、異なる組織や仕事へのアプローチの違いなどを理解することができ、また、自分が所属する組織の在り方や仕事しか知らないことに改めて気づき、視野が広がったと思います。参加者9人、それぞれ個性的ですが、お互いを尊重し合える関係が構築できたと思います。狩野先生の人柄や事務局の皆様がそういう雰囲気を作ってくださったおかげで、居心地の良い教室だったと思います。
特に印象に残っている講義はありますか?
アドバンスコースの「セルフブランディング」の講義は面白かったです。ジョブ・カードとはまた違った自分を振り返る機会にもなりました。自分の強みをどう生かしていけばいいのか、自分の考えを整理する上でとても役に立ちました。発表したときに同期の皆さんからも意見をいただいたことで印象に残っていることがあります。「英語ができるなら、外国の人向けのキャリアコンサルタントも一つの道としてあるのではないか。」というコメントです。最近話す機会が減っているので英語への自信は実はもうあまりないのですが、経験は自分の強みの一つになるのかもしれない、と思いました。ずっと働いていくために、こういうことも並行して考えていきたいと気づかせて頂きました。最終回の「売れるセミナーを創る」も印象に残っています。講義で学んだことを活かして社内研修を企画したいと思っています。受講したことで、他にも会社の中でできることのアイデアが浮かんでいます。社内キャリアアドバイザーとして、キャリア形成を体系化することをサポートし、役割の理解や認知度を上げたいと思っています。
講義の中で狩野先生が「コンサルティングには人それぞれのスタイルがある」、「YouTubeなどでキャリアコンサルタントのロールプレイ動画がたくさんアップされていますが、あれを見るのはあまりおすすめしません。」と仰っていたのが印象的でした。試験に受かるためのコンサルティングの形やテクニックにこだわっても、それがクライアントにとってプラスになるとは限りません。私には、私が生きてきた経験や歴史があるので、その持ち味を生かしたコンサルティングをすればいいのだと安心しました。自信とまではいえませんが、コンサルティングをすることの背中を押していただいた気がします。
他にも久しぶりにロールプレイをさせていただきました。あれは非常に緊張しましたが、良い経験になりました。クライアント役の人が、最初は硬く感情を遮断しているような雰囲気から、次第に自分自身を出して考え方を整理していく様子をリアルに見ることが出来たことは、私自身にとっても非常に勉強になりました。