キャリアコンサルタントの資格を取ろうと思ったきっかけはなんですか?
キャリアコンサルタント資格の存在を知ったのはネット検索でした。以前からカウンセリングに興味はあって、産業カウンセラーの受験を考えたことがありました。結局、試験は受けなかったんですけど、そのときに調べてたらたどり着いたっていう感じでキャリコンのことも知りました。ですけど、そのときはどのような資格なのかいまいちなんかよくわかんなかったんですよ。調べて知っていくうちに、国家資格だっていうところと、キャリア形成していく上の変化などに対応していく資格であることに興味を持ちました。
管理職なので、部下と1on1ミーティングやったり、メンターを頼まれたりする機会があります。その中でキャリアの相談を受けることがすごく増えています。その時に自分の経験や考えだけで何かを話すっていうことに不安を感じていました。相談した人の意思決定や、人生の大事な決断とかに関わるかもしれない時に理論などをしっかりと学んで話せるようになりたいと思ったのが資格を取ろうと思ったきっかけの一つです。
その他にも自分自身のキャリア、特に20代は本当に悩んで手探りでやってきたところもあったので、これから人生を歩んでいくのにも役に立つと思いました。その時はコロナ禍で時間もありましたし、ここでやってみようって思ったところです。
資格を取って何か変化がありましたか?
キャリアについて、会社で話をさせていただく機会を結構いただきます。そういうときに理論で習ったこと、クランボルツの話とか、ライフキャリアプランニングみたいな話などを自分の経験を交えながら話せるようになりました。他の人とは話すことがちょっと違うと感じていただけるようで「興味持てました」という感想をいただくこともあります。
また私の会社は外資系だからかもしれませんが、人事担当部署の人員が少なく、一般的に人事がやると思われていることを現場管理職がやる局面が多いんですよね。例えば人材育成のトレーニングでも中心になって担当しています。
あとは1on1をするときに、傾聴やカウンセリングの基本姿勢みたいなとこをちょっと意識したりしながら相手に接することができるようになりました。他にも相手がどのようなことを考えているのか、どのようなことが起こっているのか、理論で習ったことを実際と結びつけて考えられるようになりました。
ミーティングでも自分の中で言動に自信を持てるようになってきたという実感があります。なんか背骨みたいな感じっていうんですかね、軸のようなものを得られたような気がします。
この講座を受講しようと思ったきっかけは?
キャリコン資格を取ったあとに、1年ぐらいして2級技能士も取得できて資格が二つになったんですけれども、もっと活用しないともったいないなっていう感じがありました。仕事の中で役に立つっていうのはあるんですけど、それは会社員としての自分の役割の中でやってるっていう感じがしていました。資格ホルダーだからこそ、仕事以外でできることはなんだろうと若干焦りも感じていました。
年齢が40代半ばになって自分自身のキャリアも考えた時に本業以外でもキャリアの幅を広げたいと思うところがあります。副業もそのひとつですし、本業、副業も含めた仕事以外の観点で、おこがましいかもしれませんが何か社会の役に立てることができないか考えていました。例えば自分が興味を持ってやれることって何だろうなって思ったときに、それはキャリコンとして人や社会と接することだろうと。せっかく勉強してきたし自分も興味のあるところだし何かできないかなって思ってました。だけど何をしていいかわからなかった。その中で国家試験を受験したときの仲間と繋がりがあったので、そこから狩野先生がやっている講座があるよってことを聞いて何かヒントになればいいなと思いました。要は資格を取るみたいなところから一歩を踏み出したかった。具体的には仕事にしていくとか、副業にしていくみたいなところのヒント、一歩踏み出すヒントにしたかったっていうことだと思います。
講座の中でヒントになったなと感じるものはありましたか?
資格を取ってキャリコンとして具体的に何をしてるのかっていうのが、わかってるようでわかってなかったのかなっていうとこがあったんですよね。
実際の現場で求められるのは養成講習で学ぶ試験用のカウンセリングっていうことじゃない。リアルなコンサルティングを体験できたことや、セルフブランディングで実際に自分を商品として、売り込むみたいなこととか。狩野先生から聞いた、プロとして報酬をいただいて活動をしなければならないということも影響を受けました。今まで考えていたのとは全然違うキャリコン像がそこにはありました。
他にもジョブカードの講義の時に、助成金でキャリコンが署名する例があったじゃないですか。そういう仕事があることも受講するまで知りませんでした。
自分はどういうキャリコンになりたいのかを考えるきっかけ、大きな気づきだったかなと思いますね。キャリコン資格ってそうですよね。実際のところお金をもらって働くとかっていうところがなかなかイメージしづらい資格ではありますよね。