伊勢谷直美さん(後編)

第1期生
2024年2月開講コースを受講

講座の中で、狩野さんについて印象に残ったこととかはありますか。

やっぱり先生はすごく軸のある方というか、江戸川区でやっている若者きずな塾とかも自分の思いを持ってやっていますし強いパッションっていうものを持っていると感じます。この講座開設のきっかけであるご自身の持つキャリコンのテクニックを後進にも伝えてこうみたいなことも含めて熱い思いのある方ですよね。
養成講座で出会ったときは、狩野先生は筆記試験の先生だったので、カリキュラムの関係でじっくりとお話をさせていただく時間が少なかったんです。改めて話を聞いて思ったのは、自分の中にあるキャリアコンサルタントしての軸、企業内であっても他のどんな分野であっても軸をしっかりと持って行動するというのはすごく大事だということです。
あとは全8回の講座のうち前半のカウンセリング力強化コースは割と基礎的なことを思い出すみたいな感じのプロセスでしたよね。多分習ったことだよなとか思いながらも、やっぱり忘れてたなみたいなこともあったりとかして、何か改めてその辺を振り返るきっかけにもなったと思っていました。
オープニングの3分間スピーチを初回は1人3分×5人どころか全体で2時間ぐらい使ってたんですよね。正直なところ、初回は講義を受けに来たのにオープニングにこんなに長い時間を使うことに、どうなのかなって思ってたところは正直あったんです。だけどあの時間があったから8回目に至るまでに、あれだけ同期の人となりが理解できたのだと思います。それ以外にも、そもそも人に興味を持つということについて考えたり、話を聞いてそこから何か自分の中で内省をしたりということもありました。講座が進むうちに3分間スピーチのプロセスがあったことの意味を強く感じたんですよね。そういうところも含めて大切だということを教えたくて、あのような構成にしたんだろうなと、すごく思いました。養成講座で学んだ理論をベースに人を知り、受け入れて大事にする姿勢、キャリアコンサルティングを行う上で大事なことを総合的に実践することを実感として感じられたと思っています。狩野先生じゃなかったら、ああならなかった気がします。
ゼミのような対話を中心としたインタラクティブな講義はすごく楽しかったし、時間もあっという間に過ぎてしまったりしていました。その中にアイスブレイクで使えるゲームとか、Tipsみたいなものも講座の中で教えてもらえたりとかして、そういうのもすぐにも役立てそうだなみたいな感じはありますよね。

同期の方に対して印象に残ってることや言葉とかはありますか。

公私ともに忙しい中で、あの時間を作ってきて、何かを勉強しよう。あるいは何か役に立てることはないかって思いを持ってきている人たちでした。1個1個の発言とか一挙手一投足に元気をもらったというか、刺激をもらったっていうか、すごく前向きなオーラが代々木のあの教室の中に充満してたって感じがしますね。なので、ともすると講座行くのってちょっと憂鬱になったりすると思うんですけど、私は逆に楽しみでした。自分の話もいろいろ聞いてもらえるし、みんながポジティブな言葉で返してくれる雰囲気が良かったかなって思います。
最初は不安でしたけれども、安心して話せる空気ができると仲間だなと感じるようになりました。みんなキャリコンを学んでるので、傾聴してくれるし受け止めてくれる受容をしてくれるし、エネルギーももらえるし、何かそういう安心する空間でしたね。

今後のキャリアコンサルタントとしての活動について教えてください

会社の中でできること、先ほど言っていたような何かのトレーニングとか、何か発信していくとかみたいなことなどは続けていければいいかなと思っています。その中にキャリコン実践講座で学んだエッセンスは入れていけたらいいかなっていうのが一つ。
もう一つは副業に興味があります。私の会社では、規定を満たした上での副業が認められています。まずはキャリアコンサルタントとして高額でなくてもいいのでプロとして収入を得ていくっていうことはチャレンジしたいなって思っています。そこをどのように具体化していくかは、今考えてるところです。
先日、同期メンバーで集まって講座修了後の活動を卒業制作という形での発表する機会がありました。卒業制作で発表したのが、インターネットの仲介サービスを使って試験サポートを行うことでした。実際に提案したところ、提案を受けてもらうことができたんです。技能検定2級のロープレサポートで、わたしにとっては初めて自分の力で得ることができたクライアントでした。手に入れた資格を活かして初めてクライアント様に精一杯向き合えたことがうれしかったです。

個人的には講座で一歩踏み出すところから、資格ホルダーとしてさらに一歩前に進めました様に感じています。無論、それは極小の一歩ですが、私にとっては大きな一歩です。
今後も経験を積みながら、ゆくゆくは資格取得支援だけでなく、管理職の方や転職を含めてキャリアチェンジしていくことに直面した個人や企業をサポートできるようなことをやっていけたらいいかなと思ってます。

講座を受けようと思う方に対してのメッセージをお願いします

資格は、結局は入口に過ぎないので、そこから実際にどんな道があるのかなということを考えるきっかけにはなると思います。例えば狩野先生のお話もそうですし、事務局には中小企業診断士の方たちがいますけど、その方たちの分野とキャリコンの分野が隣接しているって全く知らなかったんですね。そういうことも含めてやっぱり資格を取る勉強だけではわからなかったことがやっぱりわかると思うので、そこは一歩踏み出したい方にはおすすめです。
あとは普通に生活で接している自分のコミュニティだけでは会えない人に会えるのは間違いないです。キャリコンっていう共通の軸を持ちながら、いろんな社会や会社の方、いろんな立場の方に会えるっていう、その中でいろいろな自分の考えが整理されてくみたいなこととか、知識が高まっていくみたいなことっていうのをできたと思うんです。自分自身がすごく助けられたという思いです。だからそういう仲間に会いたい方には向いていると思います。
今の現状をどうやったら少し変えられるか、それも資格を使ってね。やっぱ何かそのヒントになった8回だった感じしますね
講座での学びや出会った人からの刺激を受けて、私自身が小さな一歩を踏み出せました。先のことはまだわかりませんが、この一歩を積み重ねていきたいと思います。何年か先に講座をきっかけにこういうふうになりましたとか、こういう機会を得ることができましたと胸を張って言えるようになりたいと思っています。


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