現在、会社で担当されているキャリアアドバイザーというのはどのようなお仕事ですか?
基本的には社員のキャリア相談です。月に約30人の社員と面談しています。未だ経験不足なところはありますが、面談をする実践の場を持っていることになります。社内の人事制度では各社員の所属部署で、キャリアについてサクセッションプラン含め、ある程度考えられています。私の役割は、社内の人材育成プログラムを知らない社員や資格取得や学びの意欲に対してどうしたらいいかわからない方に、社内制度や教育プラン、ツールの案内などのアドバイスをすることが中心ですが、人生100年時代と言われる今の時代、長いスパンでキャリアを考えてもらえるようなきっかけづくりが出来ればと思っています。面談では、上司や人事に話しにくいことも気軽に話せる雰囲気を作り、利用しやすいように心がけています。面談が、自分のことを振り返る時間になってくれると嬉しいですね。他にも話すことで頭の整理ができた、組織に不安があるときに話せてスッキリしたと言ってくれる社員もいます。話をすることで内省のきっかけになった、気分が変わったという話を聞くと嬉しく、この仕事を担当して本当に良かったと思います。社内の人事や女性活躍推進のメンターたちと役割分担をしながら、社員の仕事の支えになりたいと思います。
今後、キャリコンとしてどのように活動していきたいですか?
キャリアアドバイザーとしてやれることはまだまだあると思っています。これからも会社を取り巻く環境や状況は大きく変化していきます。社員が何かを感じたときに、自分の強みを把握し、資格や経歴でオプションを持っていると、不安になったり焦ったりせずに乗り越えられると思います。安定している会社に勤めていても、自分のキャリアを自分で考える場を提供できるキャリアアドバイザーとして認知されたいと考えています。そのために研修を企画したり、キャリアに関する情報発信をしたりしていきたいと思っています。
この講座の受講を考えている人におすすめのポイントを教えてください。
キャリアコンサルタントの資格を取った後に、具体的にどういうことをするのか知る機会は少ないと思います。登録している人は多いですが、実際にキャリアコンサルタントとして活動している話はあまり聞きません。ですから資格取得後に何をどうすればいいのかわからない。面談はスクールで習いましたが、試験対策が中心なので、実際にクライアントと向き合ったときにどうすればいいのか、知識も情報も殆どありませんでした。この講座を受講したことで、資格取得後にわからなかったことを狩野先生の経験を基に実感として理解できたと思います。先生自身がキャリアコンサルタントに関することだけでなく、さまざまな知識を持っていらっしゃるので、多くの引き出しを持っていないとコンサルティングができないと改めて感じました。自分としても、いろいろなことに興味を持って活動できるようになったと思います。狩野先生の豊富な経験や知識に触れることで五感を刺激されることは間違いありません。また、教科書通りではなく、リアルな情報や方法が学べることも魅力です。キャリアコンサルタントとしての自信を深めることができると思います。狩野先生は、よく身体を壊さないな、と思うくらいタフに活動されています。使命感と緊張感があるからなのだと思います。あのパッションは半端ないです。
また、キャリアコンサルタントの資格を持っている仲間たちとの出会いは、受講される皆さんにとってもかけがえのない財産となると思います。ぜひ仲間になってほしいです。1期生2期生含めてこれから続いていく皆さんで、ネットワークを作っていけたらいいなと思います。