キャリアコンサルタント資格を取得されたきっかけはなんですか?
私は育休を2回取得しています。2回目の育休明けのタイミングで経験のない部署に異動し、そこで少し仕事につまずいてしまったことがありました。精神的にも参って、苦しいなという時期に会社の外部でキャリアコンサルティング(以下キャリコン)を受けたことで救われた気持ちになりました。自己分析が進んだこともプラスに作用しました。
実はその頃、私の身近でも仕事で悩んでいる人が多かったんです。若手が辞めてしまったということもありました。その時になにか適切なサポートができていたら結果が異なっていたのではないかと思ったんですね。サポートとしてキャリコンが活用できるのではと考えるようになり、キャリアコンサルタント(以下CC)資格取得を考えるようになりました。
CC資格を取ったことで、メンバーとの1on1や、日常のコミュニケーションにも役立っていると思います。実務経験がほぼない中でしたが、社内で個別に一対一で話を聞いて回って、組織をより良くする取り組みに繋げていきたいと思い、自分なりに試行錯誤しながら取り組んでいました。
仕事にCC資格を活かしていく中で、もっと仕事に役立てたいなと考えるようになりました。そのためにはもっと多くの実務経験が必要でしたが、どうしたら実務経験が積めるのだろうとずっと悩んでいました。
そのためにコンサルティング技術を向上させるための講座を受講しよう考えていて、いくつか見つけて応募しようとしたのですが、うまくタイミングが合わず受講できませんでした。少し途方にくれて、X(旧ツイッター)でなにかいい情報ないかなと検索していた時に、たまたまこの講座を見つけました。
見つけたのは、開講3日前の最後の説明会当日の朝でした。開講3日前だったため、初回は先約があって参加できないのでどうしようかと相談したところ、事務局から他にも参加が難しい人がいるので、受講してもらえるなら開講日を調整すると言っていただいたのです。
すごい責任重大じゃんみたいな感じで、いそいで家族と「月に1回、週末に勉強会に参加したい」と相談して、受講を決めました。
受講する前の講座の印象はいかがでしたか
講座を受講する前に安心感を感じたのは狩野先生が江戸川区「若者きずな塾」の仕事をされているということです。初対面だと行政の仕事を請け負っているというのは信頼感につながると思います。
狩野先生のことを検索して「若者きずな塾」のことも出てきて、この先生なら信頼して受講ができると思いました。
狩野先生の授業を受講してみての印象はいかがでしたか
ふたつあります。狩野先生の実践の場での経験と、現場でどのようなことを考えているかということを知ることができたのは、自分が今後キャリコンを行う上ですごく役に立つと思っています。私自身が他のCCがキャリコンをやっているところを見たことが無いので、実際どんなふうに行われて、どういう思いでやっているかというのは全くわからない状態でした。それを狩野先生から得ることができたというのはすごく大きいなと思っています。キャリコン自体をどのようにやればいいかっていうイメージが持てた。
狩野先生は人を助けることを信念として持っていらっしゃる印象が、講座をとおして強く感じられて、そこが一番印象深かったですね。悩んだり苦しんでいたりする人を助けたいという思いが本当に強い先生なんだなというのが一番印象的です。
次回は講座を通して出会った仲間やご自身の将来について語っていただきます。