実践講座を受講してみていかがでしたか
同期の人たちとの出会いが大きいです。年齢も違えば、立場も違うし、仕事も全然違いますが、同じ志の人たちが集まっていました。同期の方たちは、私にはないものをたくさんお持ちで本当に魅力的。皆さんには尊敬の念を抱いていますが、現実の問題としてキャリアコンサルタントとして活躍するのは難しい。私と似たような悩みを持っているんだと感じました。仲間に囲まれる環境に身を置いたときに、焦っていた気持ちから、「一緒にやっていきましょう!」みたいな前向きな気持ちに切り替わっていったのが第1回目の講義だったと思います。
毎回、講義の初めに行う3分間スピーチ。これは、当初めちゃくちゃ抵抗感がありました。
でも、そこで発表する皆さんのものの見方、考え方を知り、価値観が垣間見えたことで、私の中では、何年もずっと一緒にやってきている仲間のような親近感を覚えました。段々と全員でお互いを引き上げ合っているような雰囲気になり、すごくいいコミュニティになっていると感じました。チーム協同で講座を作っていくみたいな一体感がありましたね。
また、3分間スピーチのようなアプローチ方法で内省し、自分を棚卸する経験がなかったのでとても新鮮でした。そして、この経験こそが講義の中にある「セルフブランディング」に繋がっていくという気づきが得られたのも、新たな視点でした。
受講が終わってみると、講座全体が私自身に対するキャリアコンサルティングだったと感じています。
これからキャリアコンサルタントとしてどのような活動がしたいですか
まだ具体的なプランが決まっているわけではないのですが、やりたいことのひとつは中高年世代のキャリア支援です。
日本の社会構造が大きく変化し、従来は定年60歳の企業が大半でしたが、これからは人生100年時代、60歳以降も働くのが当たり前になってくる。
働くことが当たり前といっても、自分が「働きたいように働けるか」という問題があります。
その中で「仕事をせざるを得ない」というマイナスな捉え方をするのではなく、同じ仕事をするならば、自分が意欲を持ってやりたいことを見つけたり、自分らしく働くためにはどうしたらいいのかを一緒に考える伴奏者として寄り添いたいと考えています。
また、キャリアデザイン室ではないですが、今の職場で社員が気軽にキャリアコンサルタントに相談できる場を社内に作れたら・・という想いもあります。ここは自分の想いだけでできることではありませんが・・・もし、個人のライフキャリア全般に携わる場ができたら、個人はもっと輝ける!成長できる!そして、その結果、組織も成長に繋がっていくのではないかと。そんな風に貢献できたら幸せだなと感じます。
いずれにせよ、ここだけと活動の幅を決めつけるのではなく「人に関する専門家」として、多方面で活躍していきたいという想いが今は強いです。
我々キャリアコンサルタントは、「人に関する専門家」である。
これは先生が講座の中で何度もおっしゃっていた言葉です。
このプロ意識をもって、私はこの先人とかかわっていきたいです。
受講を考えている方にメッセージをお願いします。
迷っているならば、「まず、来てほしい」。
キャリアコンサルタントとして何かを変えたいのであるならば、ぜひ一歩踏み出して扉をノックしてください。中に入ってその雰囲気を味わっていただくことから始めたらいいと思います。この講座を受講することがゴールではなく、始まりになると思います。
この講座で学んだことはたくさんありましたが、いきなりプロとして何かできますかと言ったら、正直まだ私はできないかなと思います。ですが、ここで学んだことによって色々なヒントを得たなという気がします。
ここには「キャリアコンサルタントとしてのヒント」、「ビジネスとしてのヒント」、「自分のセカンドライフに対するヒント」、などたくさんのヒントが散りばめられていました。ヒントを得られたことで、講座がもう何物にも代えがたいものになりました。
このヒント、種とも言いますけど、この種をどうやって生かすか、根付かせるか。これは出会った人たちやその出会いから派生して繋がった人たちと自分の努力を、うまく組み合わせることでシナジー効果を生み出せるのではないかと。そして、そのシナジーによりまた想像もしなかった世界が広がっていくんじゃないかなと。
この講座は、このようなわくわく感を得られる場です。これはもう体験しないと!(笑)。